トーマの心臓 Lost heart for Thoma  ダヴィンチブックス刊

森博嗣 著・原作 萩尾望都

リアルタイムで萩尾望都の『トーマの心臓』を読んでいたわたし。
それをなんと森博嗣がノベライズ!

今更ストーリーを語ってもしょうがないですし、舞台の違いを語ってもと思います。

マンガと小説は違いますから、それぞれのメディアで愉しめばよいのだと、言い聞かせて読み切りました。

それほど原作マンガとわたしは、わかちがたくあったわけです。しかし、硬質な森博嗣の文体は、副題のLost heart for Thomaの方に似合っています。

ある意味、この作品を何の先入観も持たずに読める森ファンがうらやましいです。